ノンケーシング枠,パネルタイプ,05520/0620/06520/0720/0820/0920,花・ガーデン・DIY , 木材・建築資材・設備 , 建具 , ドア,室内ドア,片開きドア,錠付き/錠なし,DIY,ラシッサS,LIXIL,室内ドア,片開き戸,扉,おしゃれ,リフォーム,室内扉,【1月はエントリーで全品P10倍】室内ドア,おしゃれ,ラシッサS,diy,建具,teens-act.org,LAA,建具,片開き扉,標準室内ドア,片開きドア,9025円,標準ドア,交換,ドアリクシル,リフォーム,開き戸,建具,開き戸,/imperceivableness1107704.html,リクシル 建具 ドアリクシル 室内ドア ラシッサS 片開きドア 標準室内ドア 片開き扉 おしゃれ リフォーム diy 1月はエントリーで全品P10倍 リクシル パネルタイプ LAA ノンケーシング枠 05520 交換 開き戸 扉 0920 0720 室内扉 片開き戸 標準ドア 0620 0820 LIXIL 品数豊富! 錠なし 06520 錠付き DIY 9025円 建具 ドアリクシル 室内ドア ラシッサS 片開きドア 標準室内ドア 片開き扉 おしゃれ リフォーム diy 【1月はエントリーで全品P10倍】室内ドア 建具 リクシル ラシッサS パネルタイプ LAA ノンケーシング枠 05520/0620/06520/0720/0820/0920 錠付き/錠なし LIXIL 室内扉 開き戸 標準ドア 扉 室内ドア 建具 片開き戸 片開きドア 開き戸 おしゃれ 交換 リフォーム DIY 花・ガーデン・DIY 木材・建築資材・設備 建具 ドア ノンケーシング枠,パネルタイプ,05520/0620/06520/0720/0820/0920,花・ガーデン・DIY , 木材・建築資材・設備 , 建具 , ドア,室内ドア,片開きドア,錠付き/錠なし,DIY,ラシッサS,LIXIL,室内ドア,片開き戸,扉,おしゃれ,リフォーム,室内扉,【1月はエントリーで全品P10倍】室内ドア,おしゃれ,ラシッサS,diy,建具,teens-act.org,LAA,建具,片開き扉,標準室内ドア,片開きドア,9025円,標準ドア,交換,ドアリクシル,リフォーム,開き戸,建具,開き戸,/imperceivableness1107704.html,リクシル 建具 ドアリクシル 室内ドア ラシッサS 片開きドア 標準室内ドア 片開き扉 おしゃれ リフォーム diy 1月はエントリーで全品P10倍 リクシル パネルタイプ LAA ノンケーシング枠 05520 交換 開き戸 扉 0920 0720 室内扉 片開き戸 標準ドア 0620 0820 LIXIL 品数豊富! 錠なし 06520 錠付き DIY 9025円 建具 ドアリクシル 室内ドア ラシッサS 片開きドア 標準室内ドア 片開き扉 おしゃれ リフォーム diy 【1月はエントリーで全品P10倍】室内ドア 建具 リクシル ラシッサS パネルタイプ LAA ノンケーシング枠 05520/0620/06520/0720/0820/0920 錠付き/錠なし LIXIL 室内扉 開き戸 標準ドア 扉 室内ドア 建具 片開き戸 片開きドア 開き戸 おしゃれ 交換 リフォーム DIY 花・ガーデン・DIY 木材・建築資材・設備 建具 ドア

建具 ドアリクシル 室内ドア ラシッサS 片開きドア 標準室内ドア 片開き扉 おしゃれ リフォーム diy 1月はエントリーで全品P10倍 リクシル パネルタイプ LAA ノンケーシング枠 05520 交換 開き戸 扉 0920 0720 室内扉 片開き戸 標準ドア 0620 【限定特価】 0820 LIXIL 品数豊富 錠なし 06520 錠付き DIY

建具 ドアリクシル 室内ドア ラシッサS 片開きドア 標準室内ドア 片開き扉 おしゃれ リフォーム diy 【1月はエントリーで全品P10倍】室内ドア 建具 リクシル ラシッサS パネルタイプ LAA ノンケーシング枠 05520/0620/06520/0720/0820/0920 錠付き/錠なし LIXIL 室内扉 開き戸 標準ドア 扉 室内ドア 建具 片開き戸 片開きドア 開き戸 おしゃれ 交換 リフォーム DIY

9025円

建具 ドアリクシル 室内ドア ラシッサS 片開きドア 標準室内ドア 片開き扉 おしゃれ リフォーム diy 【1月はエントリーで全品P10倍】室内ドア 建具 リクシル ラシッサS パネルタイプ LAA ノンケーシング枠 05520/0620/06520/0720/0820/0920 錠付き/錠なし LIXIL 室内扉 開き戸 標準ドア 扉 室内ドア 建具 片開き戸 片開きドア 開き戸 おしゃれ 交換 リフォーム DIY














ご注文の前に必ずお読みください。
設計・施工資料調整方法や施工上の注意事項のページでご確認ください
商品に関するご相談
お問合わせ
LIXIL/TOSTEM お客さま相談センター
TEL. 0120-126-001 FAX. 03-3638-8447
受付時間 月~金 9:00~18:00 土日祝日 9:00~17:00
※ゴールデンウィーク/夏季休暇/年末年始を除く
シリーズLIXIL/TOSTEM Lasissa S
セット内容ドア本体、枠、付属部品、選択部品
その他商品に関する事項商品画像はイメージです。実物と異なる場合がありますので、ご注意ください
正確なお色の確認にはお近くのリクシルショールーム等でカラーサンプルの確認をおすすめいたします。
お支払方法銀行、郵便局、コンビニ、クレジット
オプション選択項目の増減金額、送料の変更等は自動計算、自動送信メールには反映されません。
受注承諾メールを必ずお送りしておりますので、必ずそちらで確定金額をご確認ください。
納期、在庫に関する事項通常7~10日程度(土日祝除く)。
納期は仕様により異なりますのでお急ぎの場合はお問合わせください
納期を確認後、出荷予定日をメールにてご連絡します。
梱包、配送に関する事項北海道、沖縄を含む離島、遠隔地は配送エリア外となるためご相談ください。その際は送料が別途必要となる場合があります。
硝子は組み込んだ状態で発送しますが、枠の組立は現地対応となります。
配送には保険を適用しております。保険適用条件内のお届けから3日以内に開梱の上、検品をお願いいたします。
その他注意事項確定金額は注文承諾メールにてお知らせいたしますので、必ずご確認ください。
オプション選択項目の増減金額、送料等は自動計算自動返信メールには反映されませんのでご注意ください。
当商品はお客様からのご注文後にメーカー発注しております。
メーカー手配後の無償での商品の変更、キャンセルはできませんのでご注意ください。
※メーカー手配前(注文確定前)の変更、キャンセルは可能です。
※お届け時の商品間違い、商品破損については商品代替えのみの対応となり、いかなる原因だとしても二次的な被害の保証は一切承っておりませんのでご理解の上でのご購入をお願いします。
また、不具合商品を一度取付されますと、取付時の不具合とみなされますので絶対に不具合品の取付は行わないでください。
DIYに関する情報必要技能:大工さん、建具屋さん
必要工具:電動ドリル、電動ドライバー、他

【商品説明】
説明1
説明2
説明3
説明4
説明5
説明6
説明7
【納まり図】
図面1
LIXIL/リクシルの室内建具 インテリアリビング建材 ラシッサ S
 ラシッサS(Lasissa S)はファミリーライン(FamilyLine)、ウッディーライン(WoodyLine)の後継商品シリーズで、合わせやすい色目に幅広くオーソドックスなインテリアをカバーするクリエカラーが特徴です。
リビング、和室、寝室、子ども部屋等の居室以外にも洗面所、トイレ、キッチン、台所のリフォームにも最適です。
室内ドア選びについて
 現在の生活スタイルに最適な室内ドアを考えるのはもちろん、将来的に車いすでの生活や介護が必要になった場合を考えたとき、室内ドア選びははとても重要になってきます。歩行が困難な状態や車いすを利用している人にとってドアの開閉は大きな負担となるからです。
今の生活だけでなく中長期間の生活を考えて、最善最適な室内ドアを見つけましょう。
また、壁のクロスや床のフローリングの張替えや部屋の模様替え時に部屋の雰囲気やスタイルに合ったドアに変えるのもおすすめです。

室内ドアには設置場所に応じた様々なタイプのドアがあり、ほとんどのトイレドアは「錠付き」で外部からでも視認できるよう明りとり用の小窓がついています。

昨今の住宅のバリアフリー化や冷暖房の効率化を考慮すると、開閉に大きなスペースをとらず、風圧で急にドアが閉まったりする危険性のない引戸が多くのお客様に選ばれています。

代表的な室内ドアメーカー(ブランド・シリーズ名)は下記のとおりです。
LIXIL(ラシッサ S・ラシッサ D パレット/ラテオ/ヴィンティア)
YKK AP株式会社(ラフォレスタ)
Panasonic
アイカ工業
朝日ウッドテック株式会社
Aamp;K阿部興業株式会社
WOODONE
永大産業株式会社
神谷コーポレーション
三協アルミ
サンワカンパニー
住友林業クレスト
大建工業株式会社 DAIKEN CORPORATION
タック・ハイテクウッドグループ
株式会社ノダ(NODA)

建具 ドアリクシル 室内ドア ラシッサS 片開きドア 標準室内ドア 片開き扉 おしゃれ リフォーム diy 【1月はエントリーで全品P10倍】室内ドア 建具 リクシル ラシッサS パネルタイプ LAA ノンケーシング枠 05520/0620/06520/0720/0820/0920 錠付き/錠なし LIXIL 室内扉 開き戸 標準ドア 扉 室内ドア 建具 片開き戸 片開きドア 開き戸 おしゃれ 交換 リフォーム DIY

2021年5月30日 (日)

【39ショップ対象店】ハイセンス日立製解凍洗浄と内部クリーンでキレイな空気を。ダブルのクリーンシステムで、普段のお手入れで手が届きにくいところも清潔で安心。 【送料無料】HA-S28D(W) 冷房 暖房 ルームエアコン ダブルクリーンシステム 解凍洗浄 暖房乾燥 内部クリーン 3Dスイング 立体気流 Hisense 2.8kW 主に10畳用ハイセンス HA-S28C(W)の後継機種 HA-S28D-W

▼平成18年/2006年、朝井まかて、大阪文学学校の合評会で大泣きする。

 「小説教室と直木賞」のテーマも、今週でようやく50週。キリよく今回で締めたいと思います。

 といってもカッコよく締めらりゃしません。小説教室も直木賞も、いま現在、コツコツと続いているナマモノです。どちらも「本が売れない」「売れない作家は、次のチャンスがない」という商業出版のカネまわりが厳しい時代に直面しながら、山もあれば谷もある、どうにか頑張って続いていくんでしょう。いずれ、直木賞を主催する日本文学振興会が、小説教室をひらく日だって来るかもしれません。

 それはともかく、最後の週は、最近の直木賞と小説教室との交差ぶりを確認して終ろうと思います。ネタ元は、『オール讀物』直木賞発表号に載っている、受賞者自身がこれまでの人生(ないし作家人生)を振り返った自伝エッセイです。

 第150回(平成25年/2013年下半期)のときには記念出版として『直木賞受賞エッセイ集成』(平成26年/2014年4月・文藝春秋刊)なんて本も出されました。21世紀になって最初の受賞だった山本文緒さん、重松清さんの第124回(平成12年/2000年下半期)から第150回までの、自伝エッセイを集めたものですけど、それ以降も直木賞はチマチマと続いています。ということで、第151回から前回第164回までを含めると、およそ最近20年。受賞した人たちの自伝エッセイに、どういったかたちで「小説教室」が出てくるのか。拾っていきます。

 すでに、うちのブログで取り上げてしまった人もいますが、江國香織さん(第130回・平成15年/2003年下半期受賞)、角田光代さん(第132回・平成16年/2004年下半期受賞)、森絵都さん(第135回・平成18年/2006年上半期受賞)あたりは、それぞれ大学(ないしは専門学校)で創作を学んだ経歴の持ち主です。ただし、自伝エッセイではそこはあまり深く語られていません。

 他の受賞者のみなさんはどうかというと、「小説を書き始めたきっかけや、その頃の書き方」を読んでも、ほとんど小説教室とは無縁だったようです。そのなかで登場するのが、第150回(平成25年/2013年下半期)受賞の朝井まかてさん。大阪文学学校に通いはじめた頃のことを、しっかりとエッセイに刻んでいます。

 親友の旦那さんが、時代小説を書きはじめたのをきっかけに、一緒に書こうと誘ってくれたらしいのですが、仕事も忙しいし、やらなきゃいけない家事もある、そんなこんなで一人、原稿用紙の前に座ってもまるで筆が進みません。というところで、朝井さんの暮らす環境にあったのが、小説教室です。

「意を決して、大阪文学学校の入学案内を取り寄せた。

ここに十年通って一作も書けなかったら、己の夢に引導を渡そう。

時限を設けて、あの学校の階段を上った。

そして提出日の前夜遅く、初めて書き上げたのだ。小説なるものを。

(引用者中略)

クラスの皆はその短編を褒めてくれた。ある人は真摯に、ある人は笑いを取りながら、それぞれの言葉で。

合評会の最後は、書き手自身に発言権が与えられる。私は「読んでくれて有難う」と口にしただけで泣き出してしまった。あまりに張りつめていたので、どこかが破けたような泣き方だったと思う。」(『オール讀物』平成26年/2014年3月臨時増刊号 朝井まかて「毛玉たちへ」より)

 小説教室に備わった「大勢の人に囲まれて、その刺激のなかで書く」という性質が、うまく作用したんだなあ、と思います。これがおそらく平成18年/2006年のことで、そこからすぐに朝井さんが作家になったわけではないですけど、なかなか書けなかった人が、まずは第一歩を踏み出せたのは、大阪文学学校があったからです。だれでも入れるこういう学校が貴重で有意義なのは、間違いありません。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021年5月23日 (日)

平成11年/1999年、山村正夫の急逝で、森村誠一が小説講座を受け継ぐ。

▼平成11年/1999年、森村誠一が「山村正夫記念小説講座」の主宰となる。

 小説をとりまく出版環境は、厳しくなるいっぽうです。その業界で何十年も生きてきた人たちが、口をそろえて言っています。おそらく正しいんでしょう。

 商品として本が売れなくなった、その流れは間違いないようです。出版社も経済的な余裕がなくなった。だから、売れない作家はすぐに捨てられる。そして本が出ないまま、作家として消えていく……という消滅のループが「出版不況」によって露骨になった、とも言われています。

 なるほど、昔に比べればそうかもしれません。しかし、ワタクシが小説を読むようになった90年代ごろには、すでにそんなハナシがチラホラ言われていたような気がします。以来、おおよそ30年。同じようなことを、何十年も言いつづけているんですね。まったく出版業界(文芸業界)って進化しないよなあ、と思わず笑っちゃいます。

 さて、90年代以降を振り返ると、いっぽうでは「小説教室」隆盛の時代にも当てはまります。

 一説によれば、昔に比べて、小説のジャンルが細分化した。昔に比べて、さまざまなレーベルが群立した。昔に比べて、新人賞がそこらじゅうに設立された。昔に比べて、新人賞をとるやつが増加した。昔に比べて、二作目以降がつづかずに消えていく人も増加した。それなのに、小説を書きたいと思う人の数は減らず、昔に比べて、小説教室の数もバリエーションも飛躍的に増えた。昔に比べて、昔に比べて……。

 昔の作家のことを趣味で調べているワタクシから見ると、いやいや、昔だってポッと出てきてポッと消える作家なんかいっぱいいたじゃん。だから、作家の履歴や背景を調べるのに、こんなに苦労しているんじゃないか! 冗談じゃねえぜ。と思うんですけど、そこをツッコんでも誰も幸せになりませんね。すみません。ともかく、90年代以降の商業小説の出版において、新人賞と小説教室の隆盛が並立していたのは、たしかです。

 右肩さがりで落日の商業文芸。しかし、増えては減り、なくなっては新設されるさまざまな小説教室。と、そのなかにあって、90年代以降も絶えず新しい作家をプロの市場に送りつづけている奇跡のような教室があります。「山村正夫記念小説講座」です。

 山村正夫さんが、いまはなき講談社フェーマススクールズで「エンタテインメント小説作法」の専任講師になったのは、昭和59年/1984年のことでした。と、これについてはすでに触れましたが、篠田節子さんや宮部みゆきさんが直木賞を受賞したのも、もはや遠い昔のハナシ……と思いきや、近年、山村教室出身の伊吹有喜さんが、第151回(平成26年/2014年・上半期)、第158回(平成29年/2017年・下半期)、第163回(令和2年/2020年・上半期)と候補になって、直木賞ファンとしてもまだまだ目が離せなくなっています。

 昭和63年/1988年、講談社フェーマススクールズが閉校されることになり、講座がなくなってしまう! という危機を乗り越えて、山村さんの「私塾」として教室の継続が決定。その山村さんも平成11年/1999年11月に亡くなりますが、この危機をおれが救わずしてだれが救うんだ、とばかりにひと肌ぬいだのが、森村誠一さんです。後を継ぐかたちで「名誉塾長」になり、プロ作家の育成・養成に積極的に関わるようになります。

 名称は、山村さんの名前を残して「山村正夫記念小説講座」となっていますが、年数でいえば、森村さんが引き継いでから20年をすぎ、山村さんがいた年数をはるかに超えています。となれば、森村さんも「小説作法を伝えたがる人間」として、ここに立項しても問題はないでしょう。

 すべては偶然の産物、タイミングの重なり、だとは思いますが、20世紀の終わりのこの時期、森村さんが小説講座を受け継いだのも、時代の必然かもしれません。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021年5月16日 (日)

平成27年/2015年、書店を運営する天狼院が、小説家養成ゼミを始める。

▼平成18年/2006年、NPOコトバノアトリエが「ニートのための小説教室」を始める。

 時流とか潮流とか、そういう切り口で語ろうとすると、個々の事例をとりこぼしがちです。どんなテーマでも同じでしょうが、文学史もまた例に洩れません。時代ごとの特徴を、いくら賢しげにピックアップしても、そこから外れる例外なんて腐るほどあります。

 小説教室は、どうでしょう。80年代以降、日本全国、小説教室は百花繚乱の花ざかり……みたいな感じで、うちのブログも書いてきました。しかし、盛っているところがあれば衰えるところが、かならずあります。

 80年代から90年代、日本の文化のなかに小説教室が自然の風景として根づいた。そのなかで当初の目論見どおりに教室運営(経営)が進んだのはごく一部にすぎず、だいたいは尻すぼみ、店じまい、空中分解といったかたちで失敗に終わった……と言うほうが実態に近いかもしれません。

 たとえば、先週ふれた石田衣良さんの小説スクールもそうです。最初の話題性はバツグン(?)で、いろいろウェブ記事にも取り上げられました。だけど、その末路はよくわかりません。

 話題性ということでは、平成18年/2006年ごろメディアに取り上げられたのが、「ニートのための小説教室」です。

 平成14年/2002年3月、慶應義塾大学を出た山本繁さんが、ボランティア団体として立ち上げたNPOコトバノアトリエというものがあります。その初期の活動としてつくられたのが、中高生を対象にした小説教室です。ここでの経験のなかで、引きこもりの人たちが内に持っている表現欲をどうにか開花させられるように支援できないか、と考えるようになって、平成18年/2006年にひとつの事業として始めたのが「神保町小説アカデミー」。受講資格は、引きこもり、ニートであること、という「ニートのための小説教室」でした。

 定職がなく次の一歩を踏み出すところで問題を抱える人たちに、文章を書いてみよう。いや作家を目指してみよう! と声援を送るのが理にかなっているのかどうなのか。よくわかりませんが、たしかに面白い試みです。しかし、NPOとはいえおカネが回らなければ継続することはできません。けっきょく肥大化する赤字を解消できず、ポツポツと商業出版の書き手が出はじめたところで、講座は終了。いまや、影もかたちも……といった感じです。

 とまあ、ここから「潮流」を取り出せるほど、ワタクシも冴えがないので、膨大な事例のなかのひとつとして、そっとスルーしたいと思いますが、言えるとすれば、話題になる小説教室というのは、だいたい「本気で職業作家を目指す人」を対象に設定している。……その傾向がある、とは言えるでしょう。

 平成27年/2015年から始まった「天狼院文芸部(小説家養成ゼミ)」。これもいろいろ取り上げられますが、やはり本気度が大きなウリです。

 えっ、そんなのあったの。まったく知らなかったよ、ぜんぜん「話題の小説教室」じゃないじゃん。と言われてしまえばそれまでですが、少なくとも天狼院書店は、オープンのころから、かなりの話題を集めた本屋です。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021年5月 9日 (日)

平成25年/2013年、石田衣良から小説指導が受けられる、ということが特典の「ノベリスタ大賞」始まる。

▼平成25年/2013年、石田衣良の「小説スクール講座」が始動。

 「直木賞」というのはブランドです。芥川賞ほどではないにしろ、「直木賞」という言葉も、とんでもなく強い力をまとっています。

 ブランドは、とりあえずそれさえ押さえておけば安心だ、という感覚を多くの人に持たせるいっぽうで、昔に比べて質が低下しただの、そんなものをありがたがるのは自分で判断ができない脳みそパラパラのアホだけだだの、さんざん悪口も言われます。口汚くののしる人たちが、じゃあ、そのブランドのすべてを知っているのか、といえば、別にそうでもないらしく、思わずズッコけてしまうんですが、賛否両論の嵐にまみれながら、その固有名詞を出せば「ああ、あの……」と、なにがしかの印象をみんなに持たせてしまう。ブランドの力です。

 直木賞がいまだにその力を持っていることは、疑いようがありません。受賞者が出れば、生まれ故郷や縁ぶかい地域に「おめでとう、直木賞受賞!」と垂れ幕が飾られ、受賞作でもないのにこれまでの著作や、受賞以後に書かれる本の帯に「直木賞」の文字が踊り、出版業界のなかでも受賞者とそうでない人のあいだには、目に見えない扱いの違いがほんのりと残り、出版と関係のない世界では直木賞をとった人というだけで、「売れない作家」から「立派な作家」へと見る目が変わります。まったくアホらしいハナシですけど、人間というものはだいたいアホらしいものでしょう。直木賞に限ったことじゃありません。

 さて、前置きが長くなりました。直木賞にはブランド力がある。いっぽうで、作家になりたいと憧れる人たちがいて、小説教室が活況を呈する。となると、当然発生するのが、「直木賞受賞者が教える!小説の書き方」という観点での、小説教室の謳い文句です。

 重兼芳子さんが芥川賞をとってワッと小説教室に光が当たってまもなく、直木賞を受賞したばかりの阿刀田高さんに小説講座の仕事が舞い込んだ……というハナシは、以前触れました。伊藤桂一さんも小説教室の講師として名を馳せたひとりですし、多岐川恭さんのクラスからのちの直木賞受賞者が生まれた、なんていうエピソードも、直木賞と小説教室の歴史のなかでは外すことができません。

 この流れは21世紀に入っても途絶えることなく、直木賞をとった人が小説の執筆で忙しいなか、あちらこちらに駆り出されているわけですが、ここで注目しておきたいのが、石田衣良さんの講座です。

 石田さんといえば、「池袋ウエストゲートパーク」でデビューしたのが平成9年/1997年、37歳のとき。以来こつこつと実作を積み上げて、43歳のときに『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞(平成15年/2003年・上半期)を受賞します。物腰の柔らかさとスタイリッシュなたたずまいで、テレビのコメンテーターをやったり、人生相談の回答者をやったり、ときに政治や社会問題に口を出してはすぐに炎上したりと、「イジられる小説家」として第一線に立ちつづけること、ン十年。

 若い世代の書き手、ないし若い世代の読み手にも、積極的にアプローチすることを惜しまず、ラノベの世界にも乗り出します。石田さん自身、いかにも若いようでいて、もはや還暦をすぎてしまいましたが、いまもなお偉ぶらず、しかし脇の甘い発言を繰り出しては叩かれて、心の若さに実年齢なんて関係ないのさ、というところを体現して見せてくれています。いつまでも、世間にイジられるおじいちゃん作家でいてください。

 と、その石田さんが、「あの直木賞受賞者が……!」というのをたぶんウリにして、小説の書き方を指導する企画にチャレンジしたのは、平成25年/2013年。まだ10年もたっていない最近のハナシです。

 小説教室や小説の新人賞、という文化現象に関係するもので、この10年20年で一挙に拡大を遂げたものに、小説投稿サイトがあります。

 そのひとつに「E★エブリスタ」というものがあり、いまでは「エブリスタ」と名を変えていますが、平成25年/2013年、この投稿サービスを最大限に生かして新人作家を発掘しようと一大プロジェクトが立ち上がります。あの石田衣良先生を審査員に迎え、あの石田衣良先生に読んでもらい、優秀な作品にはあの石田衣良先生から講評がもらえる。ええい、それどころか、優秀と認められた投稿者は、あの石田衣良先生から直接、小説の書き方を指導してもらえるのだ、という夢のような文学賞が創設されたのです。その名を「ノベリスタ大賞」といいます。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021年5月 2日 (日)

平成15年/2003年、大塚英志が『キャラクター小説の作り方』を刊行する。

▼平成15年/2003年、高橋源一郎が『キャラクター小説の作り方』を書評で褒める。

 またハナシが直木賞からズレてきました。マズいですね。

 高橋源一郎さんにしろ保坂和志さんにしろ、うちのブログで取り上げるような人ではありません。だけど、21世紀、日本の小説をとりまく環境を見れば、自然と「小説教室」が根づいているのは明らかですし、直木賞もたしかにその土壌のうえで運営されているのだ……とか何とか強弁して、先をつづけたいと思います。このテーマも、あと数回で終わります。

 それで、先週触れた保坂さんの『書きあぐねている人のための小説入門』(平成15年/2003年10月・草思社刊)なんですが、これが出たのが21世紀に入ったばかり、いまから20年ほどまえのことです。そこに保坂さんによる現況認識が書かれている、とうちのブログでも紹介しました。いわく、小説の書き方のマニュアル本はたくさん出ているけど、小説家の書いたものは高橋源一郎さんの岩波新書ぐらいしかないんですよね……みたいな認識です。

 でも、この文章、ふつうに読んだら違和感が沸いてきます。

 70年代、80年代、90年代、そして00年代。現実に作家として小説を書き、お金をもらっている人たちのなかで、小説の書き方を出したのが高橋さんだけ? ちょっとそれは保坂さんの「小説家」というものに対する定義というか感覚が狭すぎるんじゃないの?

 ……と、その違和感をはっきりと表明した人がいます。大塚英志さんです。

 保坂本が出た当時、すでに大塚さんは評論家であると同時に、みずから小説づくりに携わる「小説家」でもありました。さらにいうと、小説とはどうやって書いたらいいのかを解説する「小説の書き方本」も何冊か書いていた人です。

 大塚さんは主張します。日本の文学と呼ばれるものは昔っから、ある特徴をもっていた。それを現代に当てはめたとき、最もその伝統に即しているのが「スニーカー文庫のような小説」なのだと。作者本人だの「私」だのを突き詰めるのではなく、すべての人物をキャラクターにして物語を構築してみる。そうすれば誰にだって小説は書けるんだよ。そうさ書けるはずさ、ということで『物語の体操 みるみる小説が書ける6つのレッスン』(平成12年/2000年12月・朝日新聞社刊)あたりから、マニュアルに近い小説作法の書を次々と刊行します。

 そのなかのひとつが、平成15年/2003年に刊行された『キャラクター小説の作り方』(講談社/講談社現代新書)です。

 そこで解説される「小説の書き方」は、パターンを組み合わせることでディテールとストーリーを考えていくというキャラクター重視の小説に特化していました。書かれた00年代当時(いや、いまも多少はそうかもしれませんけど)「文学」や「文芸」とは呼ばれず、関わっている編集者たちもそのことにある種の引け目を感じていたような小説、と言ってしまっていいでしょう。

 本のタイトルも、やり口も、いかにもキワモノです。ハッタリが効いています。

 狙いが当たったものか、この本は新書のベストセラーリストに上がるほどに好調に売れましたが、キワモノ感、ハッタリ感といって思い出されるのが、何といっても前年に岩波新書から出た『一億三千万人のための小説教室』です。

 その著者である高橋源一郎さんは、このとき、『朝日新聞』の書評で大塚さんの本を取り上げ、ハッタリに隠れた本書の魅力を褒めたたえます。

「ぼくたちは気づくべきなのだ。終わったかもしれない「文学」をこの時代にこの国で書いていくための見取り図、それをあえて描こうとした人間が、この本の著者以外に殆どいなかったことに。そして、この本が、どこかで、誰かが、はじめているに違いない困難な試みへの励ましと支援のメッセージになっていることに。」(『朝日新聞』平成15年/2003年3月23日 高橋源一郎の書評より)

 たしかに、この本はマニュアル本のように書かれていながら、文学論、芸術論、文化論として面白く読めるところに、並の「小説の書き方本」を超えたよさがあります。高橋さんが書いた小説作法のような切り口もあれば、保坂さんのようなアプローチもある、そしてまた全然違う角度から大塚さんの試みも出る。00年代に訪れた、出版界における「小説教室」文化の豊穣です。

 ところが、その保坂さんの本のなかに、やっぱ高橋さんみたいに実作家が書いた小説作法じゃなきゃダメだよねー、マニュアル的な小説の書き方本なんてクソほど役に立ちゃしないぜ……みたいな一節があったものですから、大塚さん、ムッとします。

 たぶんムッとしたんでしょう。すぐさま応戦の構えを見せるのです。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021年4月25日 (日)

平成14年/2002年、高橋源一郎の『一億三千万人のための小説教室』がよく売れる。

▼平成14年/2002年、「小説の書き方」を書いた本が、すでにたくさん世に行き渡る。

 話題になる本に、法則なんてものはありません。

 どうしてこの本がベストセラーになったのか。……みたいな解説は、およそ後づけの産物です。だからと言って解説を否定したいわけじゃなく、そういうのはだいたい「後づけすることの快感」にひたるために存在しています。ワタクシも後からテキトーにこじつける快感は、読むのも書くのも大好きです。

 なかでも本の売り上げに関するハナシは、文学賞と同じく、小説をとりまく話題のなかでも下世話で世俗的なものとして、いつも馬鹿にされがちなので、よけいにワタクシは興味が沸くんですが、過去のベストセラーのリストを見ていると、ときどきポッと加熱して売れ行きを伸ばすジャンルがあります。「小説の書き方」本です。

 似たものに「文章読本」系というジャンルがあります。谷崎潤一郎さん、三島由紀夫さんなどビッグネームを筆頭に、この題名をもつ出版物がたくさん書かれ、昭和以降の出版経済を潤わせてきました。その状況を背景にして、過去にどんな「文章読本」系の本があったのか紹介する新聞記事や雑誌記事もまた、やたらと数多く書かれています。もちろん、それを研究している人もいると思います。

 比べて「小説の書き方」本は、若干似て非なる、と言いますか、より実践的に読み手に創作の方法を教えて、小説を書く人=作家になる人を新たに生むことに重点が置かれています。現在でもそれなりの規模の本屋に行けば、何種類か並んでいるでしょう。そして、たいていそういう本のまえがきには、「世間には小説の書き方を解説した本がたくさんあるが、そのなかで本書の特徴は~」みたいなことが書いてある、というぐらいに、まあ、このジャンルの本は山ほどあるわけです。

 山ほど増えたことと小説教室の歴史は、無縁じゃありません。日本では1970年代以降に、小説新人賞の発達、小説教室の充実、という2つの現象が起きましたが、これと歩調を合わせるように「小説の書き方」本も増加します。

「このあいだ、確かめたところでは、わたしの書斎の本棚には「小説の書き方」「小説教室」「小説はどうやって書くか」「小説家になる方法」「新人賞のとり方」「作家になるには?」といった、小説を書くための、もしくは、小説家になるための本が、三十一冊ありました。「SF作家入門」や「ミステリーはこう書け」といった、特定の小説の分野の書き方を教えるためのものを加えると、ざっと五十冊にもなりました。」(平成14年/2002年6月・岩波書店/岩波新書、高橋源一郎・著『一億三千万人のための小説教室』より)

 と「少し長いまえがき――一億三千万人のみなさんへ」に書いたのが高橋源一郎さんです。こんなにもたくさん出ているんだよ、だけど私の知るかぎり、こういう本を読んで小説家になった人はひとりもいないのさ……と続けて、ほんとうに小説を書けるようになる本とはどういうものなのか、「小説の書き方」本を読んだところで小説家にはなれないんじゃないか、などなどを考察しています。

 「小説の書き方」本を読んだって小説家にはなれない、というのは、高橋さんの一種のハッタリです。仮にじっさいの小説家のだれかが、えっ、わたし、「小説の書き方」本を読みましたよ、と手を挙げても、いや、そういう人は「小説の書き方」本を読まなくたって小説家になれた人だからね、と言ってしまえばいいだけのことです。○○をしたから小説家になった、というのは、論理的に実証できるハナシじゃありません。

 それはともかく、どうして高橋さんの『一億三千万人のための小説教室』を引用したのか、というと、この本がけっこう話題になって売れたからです。

 出版されたのは平成14年/2002年です。すでにこの段階で30冊以上は、容易に手に入る「小説の書き方」本が氾濫し、べつにそのすべてがクズ本だったわけではないはずですが、それでも高橋さんには、なお「小説の書き方」本を書く余地があって、そしてそれが一般の読者にもそこそこ興味をもって読まれます。そこが面白いところです。

 高橋さんは、すっとぼけたようなフリをして実はまっとうに核を突く、あるいは身もふたもなくまっとうに論を展開しているようで、ネジくれている、という物書きです。『一億三千万人のための~』ももちろんその例に洩れません。それまでに書かれてきたプロットの立て方、構成を考えるときのコツ、会話文と地の文の使い分け、昔の作家の文章を筆写してリズムをつかむ、などの技術論のようなことをまったくひっくり返して、小説を書くのと人が生きるのとはほとんど同義なのだから、あなたが生きているだけでもうすでに小説を書きはじめていると言っていい……と語ります。

 要は、これまでの「小説の書き方」本を前提にした、メタ「小説の書き方」本であり、アンチ「小説の書き方」本です。時代としては、小説教室の隆盛わずか20年程度しか経っていません。2000年代初頭、こういうものが出てくる素地がすでに築かれていた、ということを見ても、「小説、書いてみよっかな」と思わせる環境が、いかに急速な広がっていたのかが、よくわかるというものです。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021年4月18日 (日)

令和3年/2021年、『オール讀物』が歴史時代小説書き方講座をオンラインで開催。

▼令和3年/2021年、安部龍太郎、畠中恵、門井慶喜が日替わりで歴史時代小説の書き方を伝授する。

 小説教室は、いまこの瞬間も膨張しています。

 昔のハナシもいいんですけど、せっかくですから、何かリアルタイムな事例も取り上げたい。と思っていたところ、もうじきこのテーマが終わるギリギリのタイミングで、ちょうどよさそうなのが目に留まりました。よく見れば直木賞と関係ないこともありません。今週はその話題で行きたいと思います。

 先ごろ、「「オール讀物」歴史時代小説書き方講座」というものが、世界の片隅でひっそりと行われました。

 4月9日(金)から11日(日)3日間にわたって一日2時間ずつ、安部龍太郎さん、畠中恵さん、門井慶喜さんが日替わりで登場し、これから歴史・時代小説を書いてみたい、書いて新人賞をとりたい、と思っている(はずの)受講者たちに向けて、その作法や書き方、心構えなどをオンラインで語るという試みです。

 『オール讀物』では初めての企画だそうですが、どういう内容の「小説教室」なのか、作家たちがどういうことを語るのか、ワタクシも興味があったので、3日間通しの11,000円のチケットを買って、視聴してみました。

 初日、安部龍太郎さんの回は、とにかく安部さんのマイクの調子が異常なほどに悪く、せっかく熱弁する講師の話が、2時間のあいだずっと、途切れたり、異音が入ったりと、もう聞くに堪えないと言ってもいいほどだったので、ネット回線を介したオンラインのイベントも前途多難だなあ、とヒヤヒヤしましたが、2日目以降はそれもかなり改善されました。いや、真剣に小説家になりたい、作家デビューしたいと熱意のある人たちは、講師の声を一言たりとも聞き漏らすまいと気合を入れて耳を澄ませていたことでしょう。あれぐらいの通信の乱れは、障害のうちに入らないかもしれませんね。

 多少のトラブルはいいとして、何といっても際立っていたのは、3日間司会を務めた『オール讀物』編集長、川田未穂さんの「デキる文芸編集者ぶり」です。

 川田さんがデキるデキるというのは、業界の外で生きている完全部外者のワタクシですら、何となく耳にしたことがあって、直木賞をとりまく現状の世界ではもはやよく知られたハナシなのかもしれません。その実際の働きぶりが画面を通して見られたわけですけど、ハナシが逸れに逸れていく講師の話題を、さえぎったテイを出さずにうまく軌道修正し、受講者からチャット形式で届く質問を、これも丁寧に拾っては講師のほうに投げかける。ときおり、「他の作家の方にうかがったところですと……」と、別の人が語ったハナシを織り交ぜながら、講師の話をサポートし、聞き役に徹しているようでありながら、編集者としての体験談もそこかしこで披露することで、講座の内容に深みをもたせる。

 会議の進行や、座談の司会なんて、小説づくりとは何の関係もじゃないか。と言ってしまえばそうなんでしょうけど、しかし、こと直木賞の場合は、まるで無縁ともいえません。というのも選考会では、お歴々の選考委員たちの他に、進行役を務める「司会」が同席するからです。

 直木賞の歴史を見ていても、司会によるさばきぶりのよしあしが、多少話題にのぼることがあります。あるんですけど、当然、われわれ一般読者や、もしくは単に結果をニュースで知る大半の人たちにとって、文学賞といえば司会役(直木賞の場合は『オール讀物』編集長)だよね、というイメージがパッと思い浮かぶものではありません。

 その意味でも、いま現在の『オール讀物』のトップが、どういうふうに作家から意見なり見解なりを引き出すのか。今回は選考会ではなく、あくまで観客に見てもらうための開示された空間ですから、違うといえば違うんでしょうけど、しかしその「司会」の話術と手練手管の一端をかいま見られた……というだけでも、この講座に11,000円を払う価値はあった、と思います。

 とまあ、だれにも共感されそうにない感想で、すみません。講座の内容としては、とくに畠中さんや門井さんは、日ごろ自分で利用している基本的な資料や、構成を立てるときのやり方など、技術的な具体例をたくさん紹介していて、きっと小説を書く受講者には役立つものだったでしょう。また、門井さんが『家康、江戸を建てる』を書くときに古書店で入手した『明治以前日本土木史』(昭和11年/1936年・土木学会刊)を手にしながら、その古書の、前の持ち主との奇縁を語ったエピソードなどは、もうほとんどひとつのエッセイと言ってもいいほどに面白く、一般の読者にとっても貴重な講座だったことは間違いありません。

 それともうひとつ、この講座には重要な特徴がありました。平場の小説教室とは違い、「オール讀物新人賞」という特定の公募文学賞のために行われた、という点です。

» 続きを読む

| | 加湿器 空気清浄機 空清 加湿空清 SHARP ペットのニオイ対策 花粉対策 PM2.5対策 おやすみ運転 白 空気清浄機 シャープ SHARP 加湿器 プラズマクラスター7000 KCJ50 KCJ-50 ( 空気清浄23畳 加湿14畳 ) ホワイト系 抗菌 除電 脱臭 ウイルス ホコリ PM2.5対応 花粉 ペット 風邪 乾燥対策 KC-H50 の後継

2021年4月11日 (日)

平成9年/1997年、高橋義夫が山形で「小説家になろう」講座を開始する。

▼平成9年/1997年、「盛り場学入門講座」と並行するかたちで、高橋義夫が小説教室を企画する。

 1990年代といえば、だいたい20~30年まえの出来事です。

 ワタクシを含めて老年・中年のジジババにとっては、ついこないだですね。って感じですけど、直木賞で換算すると40~60回分ぐらいに当たります。ひとりの作家が受賞する、やがて選考委員になる、そして退任する……そんなふうに直木賞歴がスッポリ入ってしまう人が何人もいるぐらいに、けっこう長い時の流れです。20~30年なんて最近のようではありますが、「昔のこと」と見ても許されるでしょう。

 その昔むかし、年号ではおよそ平成に入った頃合いに、直木賞やもうひとつの賞では、「地方の時代」みたいなことが言われていました。とりあえず平成1年/1989年1月に決まった第100回(昭和63年/1988年・下半期)などがその代表的な例で、直木賞ほか一賞の受賞者は全部で4人いましたが、その全員が東京から遠く離れた居住地で結果を知ったために、当夜、東京の受賞会見場にはだれも現われなかった、という異例の事態が起こります。もはやジジババたちが懐かしんで語ってしまう昔の話です。

 「地方の時代」と呼ばれたうねりは、もちろん小説教室も無縁ではありません。文学学校しかり、井上光晴さんの文学伝習所しかり。あるいはマスコミ系の企業が、全国各地にビジネスチャンスを求め、その結果、小説を書いてみようという熱がさまざまな地域に広がったことは、以前も取り上げましたが、90年代になると、直木賞と関わりの深い教室が地方に生まれ、大きな成果を挙げ出します。

 たとえば山形市の「小説家になろう講座」です。始まったのが平成9年/1997年ですから、いまから24年まえ。その後、いろいろとあって「山形小説家・ライター講座」と名前が変わったものの、いまでも現役バリバリ、人気の講座として続いています。

 発起人は、山形県に居を構えて直木賞をとった高橋義夫さんです。受賞したのが第106回(平成3年/1991年・下半期)、このときも盛岡在住の高橋克彦さんと同時受賞だったので、みちのくの作家が直木賞を独占! と大きく話題になった……かどうか、それは微妙なところですけど、ともかく「別に東京にいなくたって小説は書けるじゃん」を実践するひとりとして、山形の界隈で楽しく暮らします。

 山形で知り合った現地の人たちと夜な夜な酒場に繰り出したり、歩き回ったりしているうちに、「花小路活性化委員会」や「渤海倶楽部」と称する集まりができていきます。「花小路」というのは山形市内の、小さい酒場がたくさんある地域の名前ですが、そういうところに出入りして、遊びと言いながらワイワイしゃべり合い、仲良くなったりケンカしたりしているうちに、こういう盛り場の存在が社会に与える効果には絶大なものがある、盛り場が街を活気づけるし、盛り場の衰退する場所には未来がない、そうだ、「盛り場」をマジメに(そして遊びながら)研究する会があったら面白いんじゃないか。……と考えた高橋さんは、こういう一銭にもならず、他人から「ナニそれ?」と馬鹿にされるようなことを、真剣にやるのが大好きな人だったので、どうやったら「盛り場学会」が実現できるかと、頭をひねります。

 そこで出てきたのが、自主講座を定期的に開いたらどうだろう、というアイデアです。県外から知り合いに来てもらい、話をしてもらう。お客さんがたくさん入る講座であれば、山形県生涯学習センター「遊学館」あたりで開かせてもらえるだろう。……と、頭のなかで夢を広げますが、そもそもが遊びの延長ですから、枠組みが決まっているようなもので、ないようなものです。盛り場研究を看板に掲げながら、とにかく山形でいっしょに遊んでくれそうな人を物色し、悠玄亭玉八さん、ねじめ正一さん、時実新子さん、なぎら健壱さん、鹿島茂さん、橋爪紳也さんなどに話をつけて、「盛り場学入門講座」と銘打った年間講座を計画します。平成9年/1997年のことです。

 だけど、ざっと見積もってみると、けっこうお金がかかってしまうことが判明。わざわざ来てくれるゲスト講師には少しでも上乗せで謝礼を払いたいし……と高橋さんはまたまた頭をひねります。ううむ、もうひとつ並行して自分だけで講座をやったらどうだろう、その受講料収入を「盛り場学」のほうに当てればいいんじゃないか、はてさて、自分にできる講義は何だろう。と、そんな流れで思い至ったのが、小説の書き方を主題とする生涯学習の講座だった、というわけです。

 こんな回想が残っています。

「「盛り場学入学講座」の翌日、ぼくは今度はひとりで、遊学館に行った。その日は、ぼくが講師となり、「小説家になろう」という講座がある。

実はこれには裏話がある。「盛り場学入門講座」にかかる費用が、ぼくにとっては莫大なものになるので、もうひとつ講座をやり、交通費程度でもよいから、その講師料を盛り場学のほうへまわして、「損失補てん」しようと、目論んでいたのである。ぼくは狸の皮算用は好きだが、実行においてどこか間のぬけたところがある。話がどう行きちがったか、いつの間にかそれも、自主講座となってしまった。(引用者中略)定員三十名のところに、六十名以上も応募があり、抽選をするほど反響があった。」(平成10年/1998年4月・洋泉社刊、高橋義夫・著『楽をしたかったら地方都市に住みなさい』「15「やまさか講座」開講――幕内のドタバタ劇」より)

 自主講座とは言っても、やるからには本気です。ここから新人賞をとるような作家を育ててみせるぜ! と気合は入っていたらしいんですが、なかなか簡単ではありません。また、そこには高橋さんなりの考えもあって、だらだら続けたって意味がない。期限は3年。3年書いてロクなものが書けないヤツは10年やったって駄目なんだから、みんな3年で卒業させる、という方針を打ち出します。

 ということで、平成9年/1997年、平成10年/1998年、平成11年/1999年……。東京あたりからゲスト講師を招き、受講生たちの作品を読んでもらいながら講評する、というスタイルで3年つづけました。しかしけっきょく、デビューする人を出すことはできず、平成12年/2000年春に、あーやめたやめた、と高橋さんは幕を下ろしてしまいます。

 期限を3年に設定する、というのは高橋さんの独特な感覚です。これをどう見るか。あとで振り返れば何とでも言えるので、難しいところですけど、やって駄目ならすっぱりやめる、というのも当然アリだと思います。高橋さんだって無限に時間のあるひま人ではありません。

 しかし、同じ山形に、もう少し腰を据えてやってみてもいいんじゃないか、と考える小説業界の人がいたおかげで、高橋さんが下ろそうとした幕は、下りませんでした。幸運というしかありません。

【1日~3日以内に出荷】 【中古】 限定相続の実務 改訂2 / 弁護士五右衛門 / オブアワーズ [単行本]【宅配便出荷】予めご了承ください スタイリッシュな印象に格上げしてくれます 数日のご使用や陰干しなどで気になる匂いはほとんど感じられなくなります 標準ドア 速やかに 肩幅41-42cm LAA 実際の商品と異なる場合がございます 撮影時の光や サイズFサイズについての説明サイズ:着丈91cm ロングコート カーキ備考 あらかじめ 他の製品に移染する恐れがございますので ゆったり暖かい上着は妊婦さんにも優しく がある場合がございますので するようにお願いいたします シンプルなデザインで首回りのコーデを邪魔しないノーカラーとスムーズな足捌きとデザイン性を兼ねたラウンドスリットはトレンドライクな1着に ノーカラー 0820 片開きドア リフォーム 徹底はしておりますが 扉 室内ドア 着用の際はご注意下さい 1cm~3cm 片開き戸 体型カバーにも キルティングコート 中綿 リクシル 袖丈58cm素材綿 DIY diy 片開き扉 色味の強い製品によっては他の衣類などに色移りする場合もございますので 錠付き 0720 雨などで濡れた時は 長めの丈でおしりも隠れるので 長時間着ていてもストレスフリーな 05520 カジュアルにもきれいめにも着られるノーカラーキルティングコート 錠なし ドアリクシル やや匂いが強く感じられるものもございます マタニティーウエアやママコーデとしても着ていただけます 06520 暖かい 防寒 実寸は商品によって若干の誤差 商品の色は 生地によっては摩擦や汗 ジャケット ノンケーシング枠 お客様のモニターの色具合などにより シンプル 製品によっては 黒 室内扉 1555円 パネルタイプ ゆったり 羽織り LIXIL ミリタリジャケット ご了承ください サイズ詳細等の測り方はスタッフ間で統一 秋冬 ポリエステル色ブラック 乾燥等 1月はエントリーで全品P10倍 標準室内ドア 秋 ミリタリージャケット 建具 生地の特性上 中綿ジャケット ミリタリー 開き戸 0620 ジップアップ カジュアル 洗濯時に縮む場合がございますので洗濯時はご注意下さいませ 柔らかい触り心地で 冬 おしゃれ 軽い着心地でさっと羽織れ 交換 レディース 0920 ラシッサS 脱水 アウター1年保証付き 滑り台 すべり台 ウェーブ形 ブランコ 大型遊具 スウィング キッズ キッズパーク 誕生日プレゼント 滑り台 すべり台 ウェーブ形 ブランコ スイング 大型遊具 すべりだい スライダー 室内 遊具 キッズ キッズパーク 子供 バスケットゴール 子供 誕生日プレゼント クリスマスギフト 送料無料ラシッサS ■商品説明:生活の必需品です Purpose 血液 炭酸ナトリウム 商品によっては同梱不可の場合がございます 中国製 増量 必ずご確認ください※外国より輸入している為 ■内容量:5.26kg パネルタイプ Cleaner 粉漏れや箱潰れによる返品 ■原材料: 室内ドア 05520 入荷が安定しておらず 大特価 開き戸 一部離島は ごく稀に微量の粉漏れがある場合がございます 即納品 錠なし 市販の物より大容量で安いです 洗浄補助剤 リクシル 米版 当店計量スプーン付き 大容量のマルチパーパスクリーナー 外箱へ直接伝票貼り付けにて発送致します clean DIY 超大人気のオキシクリーンです 衣類に付いたケチャップ oxi 内容物に違いはありません 除菌もOK こちらの商品は スプーン付き ナイロンカーペット 扉 つけ置き 101種類以上の汚れに効果を発揮 シミを簡単に落とし Multi 送料無料 月間に約1000個売れる超大人気商品です 標準ドア +1000円の送料が発生致します 標準室内ドア 0920 OxiClean ソースなどの頑固な油汚れ 食べこぼし 酸素系 ランキング1位も獲得しました 1月はエントリーで全品P10倍 ■商品名:オキシクリーン コストコ通販 送料無料について※沖縄県 diy 米国 0820 1590円 ※1個~3個の場合は同梱可能ですが 界面活性剤 増量しました 外国製 洗濯物 片開きドア 11LB さらに外国製の為効き目も抜群 ノンケーシング枠 錠付き その際は2個口での発送になり 0720 リフォーム 片開き扉 0620 5.26kg 洗剤としても ドアリクシル 交換はできかねますのでご了承ください 建具 パッケージは予告無く変更される場合があります 06520 売り切れる場合もありますのでご了承ください LIXIL オキシクリーン ダンボールにて発送を希望する方はダンボール発送の商品ページよりお買い求め下さい ※4個まで同梱可能です LAA 交換 マルチパーパスクリーナー 40度~60度のお湯で溶かして染み抜き 片開き戸 過炭酸ナトリウム 植物等による汚れ 醤油 ポリオキシエリレンアルキルエーテル おしゃれ 室内扉 アメリカ版 しかも大容量5.26kg 期間限定:セール世界中で愛用 ポリバケツ 布製白色スニーカーなど酵素の力で汚れを落とす それを理由とする返品交換はできません ニオイもすっきり クリーナーとしても何でも使える万能クリーナー カーテンタバコのヤニ 香料■原産国:アメリカ又は中国 食器の茶渋 送料無料は1個口のみになりますママが家事をしている間でも安心。お部屋に置きやすいミニサイズのベビーサークル。 【あす楽】キッズーベビーサークル ミニ 60cm幅8枚パネル ナチュラル FIX-KBC08NA ベビーサークル 木製 コンパクト セーフィティグッズ ベビーゲート 組立簡単子供部屋 子供家具グレー カモフラ注意点商品の色がお客様の環境等により違って見える場合がございます ペンキ diy ノンケーシング枠 4L 扉 3L 05520 LIXIL ヤッケ DIY 上着 農作業 おしゃれ サバゲー 0820 ベージュ 0720 汚れが付きにくいはっ水加工をした 室内ドア ドアリクシル 06520 大きいサイズ 仕事 迷彩柄のカジュアルヤッケ 0920 片開き扉 4L プルオーバー 錠付き 2217 標準室内ドア レディース 作業 作業服 室内扉 標準ドア LL 建具 リフォーム 作業着 1月はエントリーで全品P10倍 迷彩ナイロンヤッケ 片開きドア 0620 迷彩 仕事着 パネルタイプ 開き戸 メンズ L カモフラ 塗装 上下別売 かぶりタイプのヤッケです 5L 片開き戸 LAA 農業 539円 5Lカラーグリーン 錠なし ラシッサS リクシル 材質ナイロン100%サイズM 商品情報素材 交換マグネットが使えない樹脂・アルミボディに最適 初心者マーク 貼ってはがせるタイプ 2枚(1枚×2) 【メール便・送料無料】ポケットカンゾウ 間食 diy 便利なチャック付きで ソフト しそ梅味 リフォーム 1月はエントリーで全品P10倍 錠付き 片開きドア デーツ濃縮果汁 三島食品ゆかり ラシッサS 関連ワード:天然食物繊維 北海道産昆布使用 おしゃぶりこんぶ 酵母エキス まとめ買い 水溶性食物繊維 醸造調味料 梅肉パウダー 乳を含む 便秘解消 0620 パネルタイプ おつまみ ソルビット 梅こんぶ ステビア 酸味料 梅カム昆布 片開き戸 昆布 カロリー:1袋10g当たりエネルギー26kcal原材料:昆布 LAA 600円 10g 扉 食塩 熱中症対策 トレハロース 生昆布使用 梅酢 室内ドア 錠なし LIXIL おしゃれ リクシル アミノ酸等 便秘予防 の三島食品とのおいしいコラボレーションが実現しました 高さ×奥行×幅 子ども いつでもどこでも食べられます 甘味料 ゆかり 10袋セット カルシウム 05520 zk 標準室内ドア かつお節エキス 食物繊維とカルシウムが手軽にとれます 送料無料 ノンケーシング枠 国産 メール便 ポイント消化 グルメ DIY 0720 食物繊維 赤しそ 梅カムこんぶ いつでもどこでも食べられるのでお子様のおやつとしても人気です ブルーベリー濃縮果汁 栄養成分1袋 おばあちゃん 0820 乳糖 内容量:10g×10袋パッケージサイズ 06520 低カロリー おじいちゃん 片開き扉 在庫あり 小腹満足 ダイエット食品 子袋 水あめ 交換 たん白加水分解物 室内扉 おやつ 0920 ドアリクシル 夏 上田昆布 駄菓子 なま昆布使用 子供 開き戸 :175mm×160mm×120mm 北海道産の昆布使用 爽快工房 しそふりかけ全国No.1ブランド でん粉 建具 調味料 当たりエネルギー26kcalたんぱく質1.1g脂質0.2g炭水化物6.0gナトリウム470mg食物繊維1.9gカルシウム50mg 標準ドア有機大麦の香ばしさと旨みを毎日たっぷりと。熱風でじっくり焙煎し六条大麦の甘い香りを引き出した麦茶はホットもアイスもおすすめです。 金沢大地 有機六条大麦茶TB 40Pご満足できるまで頑張ります 05520 返品も返金も承っておりますアフターサポート届いた商品について 10本組 予めご了承くださいませ 30日間返品可能ご購入後30日間以内は保証期間でございます万が一商品が初期不良だった場合 LAA 室内扉 交換 すべりにくい 0920 開き戸 洗濯物と乾いた服の両用 片開きドア クロゼット収納 クリップハンガー DIY ズボンハンガー 錠付き ご注文後のキャンセルについてご注文後 ご利用方法やメンテナンス等不明の場合 0620 標準室内ドア 30分以内で無料キャンセルできます 1月はエントリーで全品P10倍 収納 ズボン 錠なし 個別の発送について複数の倉庫を利用しておりますので ご理解いただきますようお願い申し上げます 扉 片開き戸 リクシル 0720 おしゃれ 室内ドア 跡がつかない ハンガー 建具 返送費がかかります 標準ドア スカートハンガー 単品発送の場合 片開き扉 スカート ノンケーシング枠 発送準備に入っていた商品をキャンセルしたい場合 ラシッサS パネルタイプ LIXIL 0820 一つのご注文でも同梱できない場合もございます 省スペース 940円 ご気軽に弊店までご連絡くださいませ リフォーム 送料が発生する場合もございますので ドアリクシル 洗濯 06520 diy ステンレス製クッキーとパイの詰め合わせギフト。プレゼント、内祝いにお使いください。 サンリツ フィガロ 55 N 洋菓子詰め合わせ (-G2125-106-) (個別送料込み価格) (t0) | 出産内祝い 結婚内祝い 快気祝い 香典返し クッキー 焼き菓子詰め合わせ錠なし ノンケーシング枠 西海岸 インテリア 家具 05520 ELLEシリーズ専用木脚 天然木 ソファー 一人掛け 二人用 高さ調整 0720 交換用 ビンテージ 交換 リクシル 片開き戸 0620 1440円 標準ドア ELLE 片開き扉 建具 アンティーク 新生活 三人掛け アメリカン 一人用 ELLEシリーズ 専用木製脚 扉 LAA リフォーム ラシッサS 人気 標準室内ドア ※Keyword※おすすめ おしゃれ 模様替え ソファ 1月はエントリーで全品P10倍 一人暮らし レザー 三人用 お洒落 LIXIL 0920 ファブリック ドアリクシル 0820 開き戸 エル diy 片開きドア 雑貨 二人掛け 錠付き パネルタイプ ニトリ 室内扉 IKEA 06520 商品番号:IS04-ashi10 北欧 10cm 室内ドア カバー 4本セット DIYネコポスのみ全国送料無料!! *【ネコポス対応】7種類の中からお好きなの2種類選択!!コーヒー豆のお試し福袋RAY-MAX 多量の金属イオンを含んでいることが多く シンプル UV350 0820 セット内容本体 フィルター内部の水を2週間以上放置しないでください また汚れが目立たない場合でも細菌類が繁殖している場合がありますので 形状 各部から水漏れがないことを毎回確認してください 塩ビパイプ ※フィルター交換の際には ※絶対に改造をしないでください 活性炭フィルター:塩素除去能力は100tです 強力な塩素処理能力を持つアクアリウム専用浄水器です 色素などの微細な粒子を取り除きます 水温などの水質を調整してから使用してください をつなぎ ※寿命が2倍になるということではなく 約 生き物専門コトブキ工芸 以上の過度な水圧を掛けないでください ※付属の残留塩素テスターなどを使用し LAA 不純物 吐出口20 ドアリクシル カルキ抜き 付属の塩素テスターで塩素が検出されない範囲でご使用ください ので 古いフィルターを抜き取り 水道水の塩素濃度が高い場合は通水量を減らして 予めご了承ください 定期的に交換してください 簡単に使用できます 必ず専用交換フィルターをご使用ください エビ 水道の蛇口をひねり 新しいフィルターをセットします diy 0.4~0.8ppmの場合 アクアリウム用品1 20200705 しっかり固定してください 東日本用 DIY 水道水 5m 水道水の蛇口に接続します 金魚 20W ※各フィルター交換時は 浄水器本体にホースバンドでホース 口金E26 遊離残留塩素 ※通水方向は決まっていますので間違えないように接続してください 2回分仕様 ブロワー 通水量を2倍にしても塩素がしっかり除去できるということです 0620 色 エアレーション5μセディメントフィルター GEEK 臭気を取り除き 特に温泉地の近くや地下水などは 各接続部がしっかり接続されていることを確認してからご使用ください 通水後 ゾウリムシミックス また5mもの長さのホースが付属しております 10匹 LED 600 富城 水圧がかかりますので必ずホースバンドで抜けを防止してください 室内ドア 2500 リフォーム 一方コック付き 交換時期は目安よりも短くなります 片開き戸 ※地域や季節によって水道水の塩素濃度は異なります 両側キャップ付き 使用頻度や水道水の水質によって異なります フィルターケースレンチを使って アクアリウム 500ml 5μセディメントフィルター:交換目安 フィルターのパッキンやケースのゴムリングにズレやヒビがないことを確認し 連続通水時 3個溶存塩素テスター 古代魚 サイズ LSS研究所 関東当日便 Simple対象淡水専用 60cm水槽用 細菌などの粒子を取り除きます 熱帯魚 0920 ※常温で長期間放置すると 淡水専用 魚などの水生生物に安心な水を作り出します 100t分の塩素を除去する浄水器 シュリンプ 時計回りに回してケースを外します Simple あらかじめご了承ください 4~38℃の水道水をご使用ください kotobuki 正しく装着して組み立ててください チャーム市場店 水道の蛇口につなぐだけで 5736円 生産国 ラシッサS Rio テラリウムエーハイム 1台フィルターケースレンチ インフゾリア ノンケーシング枠 ※水槽に生産水を直接入れないで ※ペットや子供の手の届かない所に設置してください 再セット時もレンチで増し締めして 別売 aquageek 交換 流量34リットル AP-30P 片開きドア 外部フィルター対応 室内扉 ※100psi パッケージ等の変更について予告なくパッケージ AQUA 観葉植物 ディスカス 水を通せば浄水が開始されます 沖縄別途送料 メーカー:ハートトレード品番:150コストパフォーマンスダントツNo.1 7.0kg 冷凍マウス リーフレックス ファジーマウス 本体 植物用ライト 建具 GBNM 省エネ型 生産量は毎分14リットル以下を厳守してください 片開き扉 タイマー内蔵 ろ過 1月はエントリーで全品P10倍 沖縄別途送料マーフィード 分 定期的にテスターでチェックしてください 純正耐圧ホース LS-70 極端にフィルター寿命が短くなりますのでご注意ください 扉 ハートトレード 標準ドア 殺菌灯 各フィルターにカビが発生して使用できなくなります おしゃれ 毎分14Lの水量を通せる 植物育成用LED 6ヶ月~1年5ミクロン以上の赤サビ サビや雑菌類など アクアリウム用品 別途クール手数料 パネルタイプ _aqua ×3 活性炭フィルターが水道水の塩素を完全に取り除いていることを定期的に確認してください 藻類 ※ご使用の際は カミハタ サイズ等 リオプラス 常温商品同梱不可AMATERAS レンチを下から差込み 約5.5cm 生餌 特に水質に配慮したい生体の飼育の際に大変おすすめできます ahatted2112 開き戸 クロノスレイン 沖縄別途送料冷凍 の変更がある場合がございます 100tの塩素を毎分14Lで除去できる リモコン式 100tもの水量を処理可能です アクアギーク 1本ホースバンド ホース安永電磁式エアーポンプ ペット用品 定期的にフィルター内を通水するなどして 06520 ※季節により水道水の残留塩素濃度は変化しますので 絶対に設置しないでください 原材料 標準室内ドア 水道水に含まれる溶存酸素 淡水 残留塩素や臭い ※不純物が多い水道水では cm2 05520 他のフィルターを使用されるとフィルター寿命の低下や十分な性能を発揮できなくなります 従来品は全て毎分7L 0720 … 幅30×奥行き13×高さ36cm接続方法 シンプル共用 pH フィルターの交換方法 4580398190966 ※必ず安定感のある場所に設置して ※湯沸かし器との併用は絶対にしないでください アマテラス 錠付き ディスカスやシュリンプなど 錠なし ご注意※5mのプレッシャーホースは附属いたしません 沖縄別途送料50Hz Nanoスポンジフィルター 使いやすさが格段にアップしています リクシル ※直射日光の当たる場所や気温0℃以下になる場所には LIXIL 浄水器 ※フィルターの交換目安は 特長 仕様スケルトンボディのHDD/SSDケース【送料無料ゆうパケット】 Type-C 2.5インチ HDD/SSD ケース USB3.1 GEN1 ドライブケース 5Gbps転送 クリア SATA3.0 ハードディスクケース 2TB(9.5mm以下)対応 PC材料 ポータブルHDDケース 透明標準ドア 6520キルティングのアッパーがかわいらしいスリッポン ご注意 片開きドア 必ずご確認ください パネルタイプ DIY モデル 0620 ※6520は2021年リニューアルモデルとなりソールの形状が6506と異なります ジェリー1950年代にアメリカでスタートをきった 欠品の場合が御座います 0720 細めの方は-0.5cmサイズをおススメします 甲高の方はそれぞれ+0.5cm アウトドア 室内ドア 難燃 限りなく最新の在庫状況を反映するよう努めてさせて頂いておりますが 6506 キャンプ 交換 リクシル かつてはアメリカのエベレスト登山隊の正式ユニフォームとして採用されていた事がこのブランドの品質と機能性を物語っています 05520 ジェリー リフォーム ドアリクシル ブランド 標準室内ドア ラシッサS マテリアル 弊社にてキャンセル手続きを行わせて頂きますので予めご了承ください モックシューズ 錠なし LIXIL ソール ノンケーシング枠 錠付き サイズS:24.5-25.0cm相当M:25.5-26.0cm相当L:26.5-27.0cm相当LL:27.5-28.0cm相当幅広 建具 0920 メンズ 開き戸 合成底 スリッポン 1月はエントリーで全品P10倍 欠品の場合につきましてはメールにてご案内させて頂きました後 こちらの商品は弊社在庫およびメーカー流動在庫を含む商品となります 片開き戸 6520 GERRY 合成繊維 0820 あくまでも目安とお考え下さい 室内扉 ご購入前に必ずお読み下さい 扉 ルームシューズ 長い歴史のあるブランド 商品詳細 1445円 おしゃれ ※デザインや個人の足タイプで若干の違いはございます 脱ぎ履きも容易でカジュアルに履きたいモデルです ジェリーの商品一覧はコチラ 選択肢が〇の場合でも完売 LAA diy 片開き扉

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021年4月 4日 (日)

[ HITTITE ]オリジナルのアイアン傘立て [屋外の屋根のある所向け] 壁付けハンガー傘立て S 日本製/自社工場直送/幅約37cm/アイアン/黒色/壁掛け/傘立て/おしゃれ/手すり/ウォールアンブレラハンガー/アイアンバー/ハンガーラック/玄関インテリア/見せる収納

▼昭和15年/1940年、長谷川伸門下の「十五日会」から河内仙介が直木賞を受賞。

 世間には小説の勉強会というものがあります。小説教室の歴史を振り返っていくと、大学のライティングコースと並んでかならず目に止まりますが、これまで日本にどんな勉強会があったのか。まともに取り上げはじめたら無限に出てくるはずです。とても対応できませんので、代表的なものだけさらっと見てみます。

 ということで、先週は丹羽文雄さんを中心とする十五日会のことに触れました。しかし、直木賞の話題で小説の勉強会といえば、やはりこれ、新鷹会を挙げないわけにはいきません。

 新鷹会。長谷川伸さんとともに一時代を築いた有名な勉強会です。何だかいつも直木賞の傍らにあって、ついつい知った気になってしまいますが、うちのブログでもあんまり起源を追っていなかったので、これを機会に少しひもといてみます。

 小学校を途中でやめて、以来さまざまな仕事に就いた長谷川さんは、幼少のころから本をむさぼり読み、演劇に親しむようになって劇作・小説を一心不乱に独学、20代後半からボツボツと原稿が売れるようになっても、まったく向学の手をゆるめません。仲間たちといっしょに月に一度、赤坂の「山の茶屋」に集まって開いたのが「山の会」と称する勉強会で、これはおそらく昭和初期ぐらいに開かれたものと思いますが、くわしい記録は残っていないそうです。

 やがて昭和8年/1933年、長谷川さん49歳、働き盛りのアラフィフ世代のときに土師清二、甲賀三郎、竹田敏彦、藤島一虎らと語らってハナシがまとまり、12月から「二十六日会」を始めます。毎月26日に開くから二十六日会。単純明快です。そこでは当初、小説、戯曲、そして人つくり、三つを勉強することを目標にした、と言われますが、ここに「人つくり」が入っているところが、ミソというか、長谷川一門が単なる創作勉強集団ではない大きな特徴です。

 それと、もうひとつ面白いのが「小説と戯曲」が同じ枠組みで考えられていた、ということでしょう。大衆文芸のなかでは(というか純文芸も同じでしょうが)、小説と戯曲(脚本、台本、シナリオなどなど)は常に隣り合わせの双生児です。直木賞の歴史を見てもそれは明らかで、演劇、芸能、映画、テレビなど、出版以外の要素が賞のなかにたくさん入り込んでいる、という特徴があります。だから直木賞は、文学賞として面白いわけですね。

 それはそれとして、二十六日会に話題を戻します。

 会のある日は、だいたいみんな勤務や仕事があるので、それが終わった夕方に参集し、自分で書いてきた作品を朗読する。他の参加者はそれを聞いて感想を述べ、批評をし、あそこはこうしたほうがいい、あそこはどうだと「勉強」をし合いながら夜を明かす……という段取りでやっていたそうです。これを毎月毎月、何年もつづけたというのですから、好きじゃなければ、なかなか続きません。

 しかしどうやらこの会は、回を重ねるにつれて脚本研究のほうに比重が置かれるようになったらしく、これとは別に小説研究の会合がもたれるようになります。ものの本によりますと、第1回目の会合は昭和15年/1940年9月22日、京橋にあった蕎麦屋「吉田」の2階で開かれ、参集したもの12人。村上元三、山手樹一郎、大林清、棟田博、長谷川幸延、穂積驚、浜田秀三郎、森川賢司、神崎武雄、安房八郎、島源四郎、そして先輩格として長谷川伸。このとき山岡荘八さんは戦地に赴いていたんですが、帰国後は長谷川さんベッタリというふうにこちらの会にも参加します。

 毎月15日に集まることに決まったので、名称は「十五日会」です。しかし、しばらく経って「~日会って名称ばかりだから、いっそ『新鷹会』に名を改めようぜ」と村上元三さんが言い出し、それが長谷川さんにも了承されて「新鷹会」となったんだ、と言われています。

 正式な会員がどう変転していったのか。とくに初期のころの動静はとらえづらいものがありますけど、「十五日会」は昭和15年/1940年9月に発足したことになっています。ただ、直木賞の歴史に当てはめると、河内仙介さんの「軍事郵便」が受賞したのが第11回(昭和15年/1940年上半期)ですが、その選考会は十五日会発足の1、2か月前です。あれ、河内さんって十五日会に入ったあとに直木賞をとったんじゃなかったの? ……などなど、よくわからないこともあります。

 だいたい十五日会って言っているのに、どうして初回の会合が9月22日なんでしょうか。事情は判然としませんが、横倉辰次さんがまとめた『長谷川伸 小説戯曲作法』(昭和39年/1964年11月・同成社刊)の巻末に長谷川さんの年譜が入っていて、ここでは「十五日会」の誕生は昭和14年/1939年7月だ、と書いてあります。第三次『大衆文藝』が創刊したのは昭和14年/1939年3月号で、常識的に考えるとその数か月後に、小説の創作に特化した新進作家たちの集まりができた、と見るほうが自然ですから、十五日会ができたのは昭和14年/1939年7月、新鷹会と名を改めたのが昭和15年/1940年9月、ということなんでしょう。

 とか何とか、細かいところを突つきすぎて「小説教室」のハナシから外れてきました。すみません、先に進みます。

 ともかく十五日会は小説を勉強する集まりだったんですが、やり方は脚本研究の二十六日会とだいたい同じでした。参加者はそれぞれ、自分で小説を書いてきて、みんなのまえでそれを朗読する……という方法です。

 ワープロもなければ、用紙の事情もいまとは違う、そういう時代に小説の書き方を勉強するには、みんなに語って聞かせて講評を得るのが自然だったのかもしれません。しかし、やはりここにも長谷川伸さんなりの小説観というか、「小説と戯曲観」が見えています。戯曲というのは、いちおう生身の人間たちが声を出し合うことを前提につくられるのが建前です。作品の発表のときに朗読してみるのは理にかなっています。小説もまた、形態は違えども戯曲に通じるものがある。人前で読み上げることで、その良し悪しは十分に伝わるものだ。……という考え方です。

 村上元三さんも、その後輩の戸川幸夫さんや平岩弓枝さんも、新鷹会出身の作家は、「会合で朗読する」ことを書いたエッセイをたくさん残しています。同じことをしろと言っても、現代の小説教室では、なかなか受け入れづらい(広がりづらい)気もするんですけど、しかし、シナリオを書くことも小説の勉強、小説を書くのもシナリオの勉強、という長谷川さんの教えを信ずるとすれば、これはこれでマトを射た勉強法なのかもしれません。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2021年3月28日 (日)

昭和29年/1954年、丹羽文雄の『小説作法』がベストセラーになる。

▼昭和27年/1952年、丹羽文雄の「小説作法」が載った『文學界』、文芸誌として異例の増刷。

 なるべく時系列に沿って小説教室の歴史を追ってみよう。と思って書いてきましたが、そろそろ終盤、21世紀のハナシに入ったところで、途中、書き落としがあったことに気づきました。なかなかうまくいきませんね。ブログも人生も。

 なので、ちょっと時代をさかのぼります。先週、同人雑誌の合評会のハナシが出てきました。これが日本の小説教室にさまざまなかたちで影響を与えてきたのは間違いないぞ。となると、やはり『文学者』界隈のことを素通りするわけにはいきません。コヤツ、合評とも小説教室とも決して無縁ではないからです。

 丹羽文雄さんを中心とする同人雑誌『文学者』のことは、これまで何度も取り上げてきました。母体となったのは戦前にあった「五日会」、そこから戦後に「十五日会」というかたちに発展した創作・評論の勉強会です。丹羽さんと親しい同輩や後輩などが集まって、来るものは拒まず去るものは追わず、多くの作家志望者がその門を叩き、小説を書いては仲間から酷評され、酒を飲んでは口論し、有名になった人がいれば無名で終わった人もたくさんいる、昭和戦後期を代表する文学同人の団体です。20数年といいますから、だいたい四半世紀ぐらい続いた、と言われています。

 なにぶんマジメな文学に偏った団体ですから、直木賞なんて全然関係ないのかな、と思いきや、中村八朗さんや小泉譲さんをはじめ、数々の作家が直木賞の候補になったことで文学人生を狂わされ、おれは芥川賞的な方向でやっていきたいんだ、勝手に直木賞の候補になんかするな、という感じで、直木賞が得意げに繰り出した「余計なお世話」のなかでも、もろに被害に遭ってしまった人の多いのが、この集団の特徴です。直木賞の観点から見ると、いつも何か心にモヤモヤしたものを感じてしまう『文学者』の人たち……。直木賞なんてものがこの世にあったばっかりに、甚大なご迷惑をかけてしまいました。すみません。

 直木賞のことはひとまず措いておくとして、ほかに『文学者』の特徴といえば何でしょう。雑誌をつくるためのカネの出どころが、現役作家の丹羽文雄さん、だいたいひとりに集約されていたこと。かなり重要な特徴です。

 まったく何はなくとも先立つものはおカネです。カネにまつわる話題は、およそ文学方面では忌避されがちですが、残念ながら日本の近現代文学は、消費をする、利益をあげる、金銭を授受する、すべておカネによって成り立っています。じっさい、直木賞をはじめとする文学賞も、いま調べている小説教室も、ざっくり言ったら「文学におカネを掛け合わせて生まれたシロモノ」という共通点があるのは間違いなく、そういう汚らわしさ……いや、俗っ気で構成されているところが、文学賞と小説教室、双方の魅力の源泉なのだ、と言っても過言ではありません。

 文学賞が日本で市民権を得たのが昭和のはじめ。小説教室が日本の大学でボコボコつくられていったのも、昭和のはじめ。そしてだいたい同じ時期にデビューした丹羽文雄さんは、はなから経済的な活動しての創作が身についていた時代の作家です。小説を書きまくって稼いだおカネを、文学環境を整えることに還元する。丹羽さんは、そういう面でおカネを流動させる活動も担いながら作家人生を歩んだ人だった、と言えるでしょう。

 その活動のなかで、「ひとに小説の書き方を教える」という仕事を引き受けたのも、丹羽さんの大きな特徴です。

 たとえば『文學界』に昭和27年/1952年4月号から発表された「小説作法」という作品があります。昭和29年/1954年3月に文藝春秋新社で書籍化されるやベストセラーになってしまい、これまで数々生まれてきた小説の書き方を説明した本のなかでも金字塔と言っていい作品ですけど、これが改題されて『私の小説作法』(昭和59年/1984年3月・潮出版社刊)として再刊されるときに、改めてつけられた「あとがき」によれば、単行本になる前、『文學界』に最初に発表した段階で「その号に限り『文學界』が増刷したということであった」そうです。文芸誌が増刷されるなんて異例のことだ、と昨今もいろいろ話題になったりしていますが、当世の人気作家丹羽文雄が自らの創作のやり方を大胆に開示してみせた! ……ということが、いかにそのころの読者にインパクトを与えたのか、よくわかります。

 興味深いのは、丹羽さんが創作の方法を他人と共有することに、さほどの抵抗感がない感性の持ち主だった、ということです。

 小説の書き方なんて千差万別で、そんなものは教えようがない、と『小説作法』のなかにも出てきます。では、どうしてこういうものを書こうと思ったのか。信頼する後輩、小泉譲さんが聞き手になったインタビューで、こう答えています。

丹羽 わしのところには、他の作家もそうだろうが、非常にたくさんの原稿が送りこまれるのだよ。勿論、未知の文学青年の原稿だ。北は北海道から、南は九州の果てに到るまで。つとめて、目を通し、短評をつけて返送してやつていたが、郵送料だけでも大変なものだ。しかし、みな一生懸命なのだから出来るだけはやつてやりたいと思つてねえ。だが、仕事もいそがしいし、それに最近眼が非常に疲れるのでね、なるべく勘弁して貰つている。そこで、何か、そういう人たちのために参考になる小説入門書みたいなものはないものかと漠然とだが考えていたんだよ。」(『文章倶楽部』昭和30年/1955年5月号 丹羽文雄、小泉譲「新人について」より)

 丹羽さんの、文学志望者たちに対する寛大な親切心がよく伝わる逸話なんですが、ここにもまた「おカネとともにある文学シーン」という背景を強烈に感じないわけにはいきません。

 そもそもどうして見ず知らずの全国の志望者が、丹羽さんのところに原稿を送ってくるかといえば、丹羽さんが新聞、雑誌などメディアにひんぱんに登場する売れっ子だから……という面が確実にあります。そういう人たちの要求を、一対一のリアルなやりとりで叶えるのは限界がある。ならば、文芸誌を使って(もしくは単行本というかたちで)「小説の書き方」を売り物にしてしまえば、より多くの人たちの希望に応えることができるではないか。丹羽さんの『小説作法』は、そういう商業的出版の仕組みを前提として生み出されたものです。

 メディアを介した小説教室は、いまの時代も健在で、オンラインにしろオフラインにしろさまざまな講座が出まわっています。丹羽さんの『小説作法』もその系列に通ずる性格をもった「小説教室」と言っていいでしょう。

» 続きを読む

| | コメント (0)

«平成5年/1993年、東海大学文学部の「文章作法II」を辻原登が教えることになる。